代表取締役 久保公人
高校を卒業後、慶応大学通信教育部に学びながら古本屋を家族で始めました。本の世界の奥深さに魅了され、働けば働くほど、面白い世界だと感じ、古本の世界で18年を携わりました。利益は全くなかったものの、本の世界が面白くて、面白くて、一生本の世界にいるものだと思って情熱を注いでいました。
しかしながらの出版不況や大型古書店の台頭、携帯、スマホの普及による本離れなどの影響を受け、いよいよ生活ができなくなってしまいました。弊社に出入りしている古紙回収業者さんに相談したところ、古紙回収なら生活くらいできるよと言われ、一念発起して不用品回収の世界へ飛び込んでみました。
古本の世界では私は役割を果たしたと。これからは不用品回収の世界で頑張ってみようと思いました。始めは古紙から始まり、次第に鉄くず、金属類を扱い、粗大ごみ、ゴミ全般を扱うようになりました。業務を行う上で、お客様から感謝の言葉を頂く事が多々あります。
こちらの業界も始めてみると、非常に面白いものと分かってきました。古本屋で培ってきた接客方法が通用するのが嬉しかった。笑顔での接客やクレームでの迅速対応、メールでのお問い合わせや、ホームページ構築など流用できる技術が多く、この世界でやっていけそうだなと感じました。
そのうちにゴミ屋敷や孤独死、自殺現場なども遭遇するようになり、そのようなショッキングな現場でも必死で対応して、ノウハウを学びながら現場に取り組んでいきました。法人になってからすぐに、遺品整理士という資格を取得しました。埼玉県で第一号で受かったという事で、あちこちの新聞社から取材を受けました。世間で注目されている業界なのだなと感じました。
始めてみれば既に14年という歳月を経て、遺品整理や不用品回収の業界では老舗の部類に入るようになりました。会社のある地元では嬉しいことに遺品整理で表彰を受け、私たちの仕事が認められたのだなあと思いました。
これからもお客様に喜ばれる不用品回収、遺品整理サービスを提供して参ります。よろしくお願い致します。